新宿は豪雨

新宿に呼び出されて昔のバンドメンバーと会いにいくところ。

何度も何度も通る道で古びた喫茶店をみつけた。このご時世で開いていなかったから気づかなかったのかと思ったけど、入り口には大きな看板を兼ねた日除けがついていて只々私が気づいてなかっただけのようだ。自己評価よりも大分自分は視界が狭いし、世界は思ったよりも広い。

引越し初日まさにこんなお店を探して周辺を徘徊したのに、なんでみつけられないかなぁ。今度行ってみよう。大通りにあるだけあって全然空いてるとかではないけど。

新潟にいた時はなんでやってるのか不思議なくらい静かな喫茶店を探すのが好きだった。細い路地に面した階段を上がるとたどり着くジャズ喫茶店で、レアチーズケーキとほんの少しブランデーの入った珈琲を注文していた。

突然だけど、人には出来るだけ隠してるつもりでバレバレらしいけど私は飽き性です。正確に言えばちょっと前から流行ってる多動というやつだと思う。(ADHDと言ってもよいかも) 同じ場所でジッとしてることが苦手だ。喫茶店なんて小説とか持ち込んで読んだりすれば少しはマシだけど(まあそもそも小説も余程ハマる作品じゃなければ読むこと自体に飽きるが)とてもじゃないが30分くらいが関の山かと。これも直したい癖ではあるのだけど飲み物を手にすると飲み切るまで飲み続けてしまうっていう悪癖もあるので、すぐにやることはなくなる。(これ同意してくれる人いないかな。蓋のできる飲み物やお菓子とかも蓋をして残りは後でってすることができない) 

話を戻すと、実は映画のエンドロールもめちゃめちゃポップなエンディングじゃないかぎりわりと観ないで外に出てしまいたいと思ってたりする。映画好きとか言ってるわりにはそういうところが少し恥ずかしい。勿論エンドロール後に隠し要素とかありそうな時とかは違うよ?昔付き合ってた人が、Twitterで「エンドロールを最後まで見ずに帰ろうと言われて別れようと決めた」みたいな1コマ漫画をファボってて、まぁ普通は「なし」だよねと考えたこともあったなぁ。でも終始盛り上がらない壮大なオーケストラの音楽でスタッフロールだけ3分流れるのが好きな人って正直いるの?(ごめんなさい。映画好きとか二度と言いません。)

ある人は言う「エンドロールで最後までその映画の世界観に浸っていたい」と。嗚呼、価値観の違いで終わりのない殴り合いをするのはやめよう。

多動とかADHDとかカッコつけたけど、単に飽き性なだけだな。やっぱり。温泉行きたいけど長風呂できないし。寧ろなんども出たり入ったりしたい。体力に自信はないけどあちこち動き回っていたい。

動き回っていたいと言えば、職業柄人の訴えに黙って耳を済ませねばならないことがよくある。ほんとは共感した悲しい顔でビシッと聞かねばならないのだろうが、私は微動だにせず突っ立ってるのが苦手なので常にウロウロしたりモゾモゾしてしまう。学生の時は注意されたが今は上司に病気だぞと少しからかわれるくらいになった。立場とは凄いな。

 

新宿につきました。1時間くらい電車にのった。

想像してた都会の移動時間よりは遠いけど、田舎出身なので1時間で都市につけるのはやっぱり近いような気がする。お肉が美味しい店を予約してるらしい。